私はこの肱南地区の城下町エリアで生まれ育ちました。 幼い頃から大洲の様々な歴史を大切にする環境に育った私は、今でも歴史の勉強するのが大好きです。小学校の教諭をしていた私は、退職後、地域で何か私に役立てることはないかと考えていました。そこで、少しでも多くの人に大洲の歴史や魅力を語り継ぎたいと思い、「おおず歴史華回廊」の認定案内人になりました。案内をする時は、大洲の歴史だけではなく、昔の文化や風習、旬の大洲もお伝えできるよう心がけています。
　時代の流れと共に衰退していった大洲の町並みですが、ここ近年のまちづくりによって、空き家が活用され、町に人が戻ってきた印象です。色々な商店が軒を連ねていた昔とは違った賑わいですが、夜ホテルになった建物にあかりが灯っていたり、人の往来が増えたことで町が呼吸をしてるように感じ嬉しく思っております。
　これからも、変化し続ける大洲の様子を後世に伝え、若い人たちに地元に興味を持ってもらい、自分たちの町について誇りを持ってほしいと思っています。それだけ素晴らしい町だと思うから。